小学6年生の娘がマウスピースを使った歯列矯正(インビザライン)を行いました。
現在は矯正はほぼ終わりに近づき、歯並びを固定させるリテーナー生活を送っています。
歯列矯正に至る経緯や、歯列矯正中の学校生活、最終的に期間やお金がいくらかかったのか、忘備録も兼ねてまとめておきたいと思います。
お子さんの歯列矯正を考えている方の参考になれば幸いです。
娘が歯列矯正をした経緯
それほど歯並びは悪くなかった娘でしたが、成長するにつれ
あれ?
なんだか左側の前歯がどんどん出っ歯に。
これはまずいのでは、、、!
と思い、近所で子供の歯列矯正で 儲けてそうな 実績がありそうな 歯医者さんに診てもらいました。
歯列矯正することは事前に心に決めていたため、一通り説明を受けた後、その歯医者さんで歯科矯正を始めることになりました。
ワイヤー矯正かマウスピース矯正か
歯医者さんからはワイヤー矯正かマウスピース矯正か選択を迫られました。
分かりやすく比較するためにざっくりまとめると、それぞれ以下の特徴があります。
ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 | |
---|---|---|
内容 | ワイヤーとブラケットを使った昔ながらの矯正方法 | マウスピースをはめて行う比較的新しい矯正方法 |
痛み | 痛い | 痛くない |
価格 | 安い | 高い |
治療期間 | 短い | 長い |
治療中の装置の取り外し | できない | できる |
見た目 | 目立つ | 目立たない |
マウスピース矯正は歯並びによってはできる場合とできない場合があるみたいなので、歯医者さんに聞いてみましょう。
実は私も成人してから歯科矯正をした経験者。
大人になってから自分で働いたお金で治したよー!
マウスピース矯正が今ほどメジャーではない時代だったため、昔ながらのワイヤー矯正でした。
八重歯ですごく歯並びが悪かったのですが、装置は2年ほど装着していましたが、そこそこきれいになったんじゃないかなーと思います。
大変だったけどやってよかったです。
ただ、ワイヤー矯正は見た目にインパクトがあるし(やってる本人としては)、めちゃくちゃ痛いし、食べるたびに歯磨きが必須だし、人前でご飯を食べるのがとてもストレスでした。
娘の歯並びはあまりひどくない(気になるのは前歯1本だけ)だったのと、歯医者さんや娘とも相談し、最終的にマウスピース矯正を選びました。
それぞれ、メリット、デメリットがありますので、こちらは歯医者さんに相談つつ、お好みになると思います。
余談ですが、観る将としては、藤井颯太八冠がワイヤー矯正を始めたので、痛みで対局に支障はないのかと一方的に心配してます。
将棋棋士の方は歯並びが悪い人も結構多い気がしてたので、歯科矯正をすると痛みで対局に支障があるのかなーと勝手に思ってました。
インビザラインとは?治療開始までの流れ
インビザラインとはマウスピースをはめてやる歯科矯正です。
「インビザライン」はアメリカのアライン・テクノロジー社が開発した歯列矯正で、いくつかあるマウスピース矯正のうちの一つ。ブランド名のようなものです。
訪れた歯医者さんのマウスピース矯正は、このインビザラインを採用していました。
現在の歯並びを3Dスキャンし、後日、現在の歯並びと矯正後の歯並びのシミュレーションがメールで送られて来て、この内容をもとにカウンセリングしていきます。
実際の娘の治療のシミュレーションはこんな感じ↓
気になっていた左側の前歯もスッキリ収まりそうです。
必要なマウスピースの枚数、装着期間はすべてインビザラインのシステムで自動で出てきます。
これでOKとなったら、インビザラインの会社から歯医者さんに何枚ものマウスピース(正式名称=アライナー)が届くのでそれをスケジュール通りに順番にはめていくだけ。
もちろん矯正期間中は、経過チェックや、隙間を作るために歯を削ったり、歯に突起を付けたり外したりと、定期的な通院や処置は必要です。
私がワイヤー矯正をしたのはもう10年以上前でしたが、歯医者の先生が手書きで設計図のようなもの書いていました。
行きつけの歯医者さんでしたが、歯列矯正専門ではなかったので、大丈夫かな、、、?と、心配だったものです。
それに比べて、インビザラインのマウスピース矯正は、歯並びをスキャンしたらインビザライン社のシステムで矯正の治療計画~マウスピースまで自動生成します。
歯医者さんの腕に左右される要素が少ないのが良いと思いました。
治療期間について
カウンセリングでは治療期間は大体2年ほどと言われていましたが、インビザラインのシミュレーションで出てきた治療期間はなんと6か月。
必要なマウスピースの枚数は12枚でした。
- 治療期間:6か月
- マウスピースの枚数:12枚
矯正後は、歯の位置を定着するために、矯正と同じ期間リテーナーという同じくマウスピースのようなものを付けて生活します。
現在は、当初の計画通りにすすみ、中学入学前にリテーナー生活に突入しました。
もちろん歯並びもきれいになりました!
学校生活・日常生活の様子
マウスピースの脱着
マウスピースは食事のたびに外すことができます。
食後は、歯磨き、または外出先で歯磨きができない場合は、口の中をゆすいで再度マウスピースを装着します。
学校生活では食事は給食の時だけ。水道も必ずあるので特に気にならないようでした
外食時は食事の前後にマウスピースを脱着しトイレや手洗い場へに行かなければいけないのでやや大変そうです。
あとおやつも大好きなので、都度外したり付けたり。
痛みについて
新しいマウスピースになったときに少し痛みはあるようでしたが、ほとんど痛みは気にならないようでした。
私がワイヤー矯正した時は、調整直後、めちゃくちゃ痛かった!
痛いときはスープに浸したダブルソフトとかしか食べれなかった。
チューイーについて
マウスピースが変わるたびに、始めの数日は「チューイ」と呼ばれる固い弾力のある物質を食後に数分噛むように指示されます。
インビザラインセットに2個ついてきました。
外出先では食後のチューイーは噛まなくてもよいと言われました。
さすがに学校ではできないもんね。
新しいマウスピースに変えたばかりの時は痛みがあるので、できる範囲で無理せずで大丈夫だそうです。
マウスピースのニオイについて
あと、気になるのはマウスピースのニオイ。
矯正用のマウスピースは1~2週間で新しいものに交換するとはいえ、水洗いだけでは臭くなってくるようです。
専用のお高めの洗浄剤が付いてきましたが、追加で購入すると歯医者さん価格なので、市販のマウスピース用のポリデントなどでも大丈夫かと思います。
あと、チューイーも2個だけだと臭くなるので、メルカリで新しいものを購入しました。
マウスピース矯正の流れと掛かった金額
マウスピース矯正のカウンセリングから治療終了までの流れと掛かった金額をまとめておきます。
こちらは歯医者さんによって異なると思いますので、かかりつけの歯医者さんに事前に確認ください。
最終的に掛かった金額は以下の通りでした。
3Dスキャン | 22,000 |
矯正代金 | 693,000 |
調整・治療代 | 11,000 |
調整・治療代 | 5,500 |
調整・治療代 | 5,500 |
調整・治療代 | 5,500 |
調整・治療代 | 5,500 |
調整・治療代 | 5,500 |
リテーナー代 3枚 | 44,000 |
合計 | 797,500 |
娘の通っていた歯医者さんでは、申し込み時に支払う矯正代の他、
- 治療前の3Dスキャン費用
- 通院中の調整・治療代
- 終了後のリテーナー代
は別途かかりました。
娘は半年で終わりましたが、治療期間が長ければ長いほど、「通院中の調整・治療代」が膨らんでいたと思います。
ここら辺は歯医者さんの価格設定次第。
全部込みで○○円といったような歯医者さんもあります。
また、メインの支払いとなる、「矯正代金」は、定価だともう少し高く設定されているようですが、最初のカウンセリングで「○月まで先着5名限定キャンペーンで20%OFF」と言われて、たたみかけられました。
歯医者にまでキャンペーン商法があるのかと、心の中ではうんざりしつつも「へー、そうなんですね~」と愛想笑いを浮かべながら聞いていました。
こういうノウハウは歯医者さん専門の経営のコンサルタントなんかがアドバイスしているのかもしれませんね。
歯列矯正の定価なんてあるようでないもの、安ければいいというものでもないですが、やっぱり高いなー、と思いました。
逆に安すぎても、何かあるの、、、?って思ってしまう。
あ、歯列矯正は医療費控除の対象になりますので、
確定申告で医療費控除をお忘れなく!
以上、娘がマウスピース矯正で歯並びを直した話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。